5月ですね

Emerald Two-phase and Calcite inclusion

5月です。
早いですね。

昨日石橋文化センターのバラフェアに出店していたら、前回も来てくれた小学生の女の子がまた来てくれまして。
石が大好きな子なんですね。
なんやかんや話してたら、アクアマリンとエメラルドは一緒の石なんだよ!とドヤ顔で話してくれました(^^)
よく知ってるねー!と盛り上がった次第です。
一生懸命話す姿が、なんとも可愛ええなぁと。

というわけで、エメラルドはアクアマリンと一緒の石で、鉱物名をベリルと言います。

クロムによる緑色のものをエメラルド、鉄による淡青色のものをアクアマリンと言います。
ちなみに無色はゴシェナイト、鉄による黄色のものはヘリオドール、マンガンによるピンク色のものをモルガナイトと言います。

科学ですね!

木を切ってもらいました

作業場の改装もゆっく〜〜りと進めています。

新しい作業机の天板を切ってもらいました!
グッデイで。

サブロクの大きな板もすぱーっと!

文明の利器だ。
本当にすごい。
欲しいと思ってしまう。
置き場も使い所もないが。

昭和37年

現在、金や銀の地金高騰が収まらず、増減はあるものの基本的に右肩上がりです。

そんな中祖父祖母の家の片付けをしていたら、古い新聞を見つけまして。

昭和37年1月22日の西日本新聞、博多大丸の広告
K18チェーン 2,000円より
さんごカフス釦 650円より

さんごカフス650円もびっくりしましたが、K18チェーン2,000円て!

昭和37年は西暦1962年。
今から60年前です。
ちょこっと調べてみると、昭和37年はキューバ危機とか、三宅島雄山噴火とか、おそ松くんの連載開始とか、リポビタンDの販売開始とか、キューピー3分クッキングが放送開始とか。
何気なく調べただけですが、歴史的なことてんこ盛りでした!

で、地金相場はというと。

K24の金地金の相場は昭和38年で690円でした。
そして百貨店でのK18チェーンは2,000円から。
もちろん、どれくらいの細さ、長さのチェーン変わりませんが、今でもあるφ0.21の細い40cmチェーンと仮定すると、付目はだいたい0.8gくらいなので…

と、いろいろ考えてしまいました(^^)
私の悪い癖(右京さん風に)

しかし60年前と今の貨幣価値と言いますか、物価が違うわけです。

日銀サイトによると、昭和40年と令和3年の消費者物価指数は4.2倍。
つまり、当時2,000円だったものは現在で言うと8,400円、690円だったものは2,898円ということです。

だとしても。
K24が2,898円。
当時まだ消費税はなかった。
そして今現在、K24は税抜8,000円くらいです。
経済ってやつですね!
金も銀もそこにただあるだけなのに、化学的物質なだけなのに、勝手に人間が価値決めて勝手に一喜一憂するのが経済ってやつなんだな!

まぁ調べたところで何がどうなると言うわけではありませんが、ちょっと面白いなと思った次第です。

桜見

商工会のチラシで、萃香園のお弁当と今年の新酒セットというものを見かけたので、買ってみました(^^)

新酒は久留米市内の酒蔵のもので、どれがもらえるかはお弁当受け取り当日に抽選で決まるという感じ。
私は「山の壽」でした!

お弁当は昨日受け取ったのですが、せっかくなので今日のお昼に桜を見ながら頂きましたよ。
ちなみに山の壽は昨晩すでに飲み干しました。

話は変わりますが、改装中の倉庫の近くには筑後川橋という赤い橋があります。
母曰く、最初赤色で、その後緑色になって、現在はまた赤色だと。
自分が子どもの時は緑色だったので、赤になった時にびっくりしたのを覚えていますが、母的には戻ったって感じだったらしい。

この数年で、筑後川にかかる橋が次々に新しくなっていっています。
もちろん老朽化もあるし、幅を広げて道を繋げてなどの整備目的もあるし、新しくなって通りやすくなるのは歓迎なのですが…

できることならこの筑後川橋、私たちは片の瀬橋と呼んでますが、新しくなるときも赤い橋にしてほしい。
この辺は一応温泉なのです。
片の瀬温泉という。
このあたりは筑後川は支流と合流する場所なので川幅も広いし、橋の下のは公園もあるし、赤い橋がとても映えるのです。
この川と橋の風景がとても好きなのです。

わがままかなぁ。
でも無機質なただの橋になってほしくないんだ。
同じ思いの人はいないだろうか…?

名宝掛軸展

佐賀の祐徳博物館であっている、「名宝掛軸展」に行ってきました(^^)
先月ネットで知りまして。
3月27日までということで。
土日にはあんまり行きたくないので、ギリギリ!

狩野探幽の掛け軸。
かっこよかったです。
自分に真贋や美の良し悪しなどをわかる目はありませんが、歴史を感じるだけでも感動があります。

室町、安土桃山から続く狩野派の、江戸時代初期の絵師、狩野探幽。
狩野永徳の孫ですよね。
次男の長男だったかな。

狩野派はお弟子さんやら工房の雇っている人やらがたくさんいたという話ですが、代々皆絵師というのがすごい。
それも生きている間から評価を得て、お城の屏風やら壁絵やら掛軸やら…
でもプレッシャーとかもすごかったろうなと思うと、他人事ながらちょっと胃が痛い…

刀や鎧も展示してあって、金属を扱うものとしてはかなり眼福でした。
どうしてこんなことが思いつくんだろうな?作れるんだろうな?と不思議でたまりません。

逐一チェックしているわけではないので、たまたま見かけて気にし始める程度なのですが、美術品の展示会を見に行くのが好きです。
都会は海外からの有名な展示会がいち早く行われるからいいなぁ。
と言っても、大きいところは人混みがすごくてあんまり行きたくないんですけどね。

もちろん大きいところの方がより希少な、より見応えのあるものが見られるのかもしれませんが、でも私はこういう小さな小規模なより身近な展示会場が好き。
行きやすいし、親しみやすいし、のんびり楽しめるので。

来月以降展示品が変わったら、また行こうかなと思います(^^)

ローマ留

ここ数年、本格的に空き家になっている祖母祖父の家の片付けをしていますが、まぁ進まない。
長いこと住んでいた家なので、何十人分の私物?というものがたくさんそこかしこから。
これ何?という使い方もわからない機械やら古道具やら、とにかく年代物がたくさん。
ほとんどが原型をとどめていないものばかりですが。

そんな中、やはりありました、装身具。

前に既に簪などは見つけていたのです。
簪なんかはぱっと見で簪とわかるし、帯留もタイループもわかりますが…

このタイプは初発見でした。
金具が取れていたので、なに用?と不思議になりました。

ローマ留というそうです。
大正末期〜昭和初期に流行したとか。
(「すぐわかる 日本の装身具」調べ)

残念ながらセルロイド製かなと。
鼈甲なら良かったな〜。
ひいばあちゃん、あるいはひいひいばあちゃんのものかな?と。
それともその姉妹とか…。
何せ昔は大家族。
一つの家に何世帯住んでるの?というくらいの。

片付けは大変ですが、こういう発見があるのでちょっと楽しくもあります。
誰のかな?とか、いつくらいのものかな?とか、考えたりして。
いちいち発見物を愛でてるので、これがいまいち進まない理由のですが。

壊さないように、洗って保管箱に入れました(^^)

デマントイド・ガーネット

Webサイトを作り直していく間、もう…これでもかー!というくらいパンパンになっていた写真などのバックアップデータの整理も並行してやっています。
そしたら、埋もれていた過去の商品や展示会風景、宝石などの写真のオリジナルデータが掘り起こされて…嬉しいやら恥ずかしいやら。

しかしインクルージョンの写真が出てきたことはとても嬉しいです!
なぜなら、保存の仕方が悪くて、今あるデータがオリジナルより低画質になってしまっていたからです…。
こういうのがあるからバックアップって大事ですよね…。

だがしかし。
今のデータ容量はとても大きすぎる。
10年前にデータ、そこそこいい一眼レフで撮っても2MBとか1.8MBとかくらいだったものが、今や6MBとか7MBとか。
先日1TBのSSD買って、これでしばらく大丈夫〜♪と思っていたら、早1/3くらい埋まったんですけど…。

自分レベルでこれですから、もっとデータ扱うお仕事の方はどうされているんですか?
10TBとか装備してるんですか?
それともスーパーコンピューター??

そんなこんなで、デマントイド・ガーネットのホース・テール・インクルージョンです(^^)
名前の如く、馬の尻尾状のインクルージョンですが、写真のそれは少しイレギュラー編です。
もともと、細く湾曲した線が一点から放射線状に無数に広がるものなのですが、今回のはその1本1本がバラけています。

こういう場合もあります(^^)

来年もインクルージョンカレンダーが出せるようにたくさん撮っていこうと思います!
(需要があれば…)

カメオ

カメオと言っても奥が深すぎて私なんかでは語れないくらいのものです。

ざっと言うと、
シェルカメオの本場はイタリア。
素材の貝の種類はサルドニクスやコンキリアローザなど。
ストーンカメオほ本場はドイツ。
素材の石は瑪瑙など。

紀元前からある技術だと思うと、ジュエリーに使われ出した素材の大御所感がすごいなと思います。

最近はモチーフもたくさんありますが、基本的には女性の横顔、風景などが多いですよね。
時々男性も見ます。
以前、兜を被った男性のカメオを持っていたことがありますが、カエサルシーザーのような、そんなイメージでした。

シェルカメオは貝の表面なので、大きくなればなるほど凹凸というか高低差というか、枠が沿うように綺麗に作ろうとするととにかく大変です。
素材は素材なので、とても慎重になります。
しかし、作っていて楽しい素材でもあります(^^)

時間かかるかもですが、これも銀で枠つけてブローチ兼トップにしようかなと思います。
ご注文品ではないので、作業の合間にちょこちょこと。

この地金高騰の今に、商品在庫数増やす計画を実行中です(-_-)

宝石切手

先月、宝石と鉱石の切手が販売されました!

昨年から宝飾業界内では情報が飛び交っていたので、かなり待ち遠しかったのです!
多めに購入したので、これから郵便でお送りする品物やお手紙はこの切手たちを使います!
喜んでいただけるといいなぁ。

それにしても、最近の記念切手はシールになっているので、貼るのが簡単で良い(^^)
みんなシールになればいいのにと思うが…実は子どもの頃から使用済み切手を収集していた私。
シールになっている切手は、果たして綺麗に剥がせるのかな??
したことないからわかんないけど…

子どもの頃、岩田屋の上階に趣味のものが売ってるフロアがあって、記憶が曖昧なので具体的な階数や広さは覚えていませんが、そのフロアで父に使用済みの海外の切手を買ってもらい、父は帆船の模型キットを買うという父娘デートをしておりました。
父はコテでせっせと帆船を作り、私はその横で切手をセロハンに包み辞書に挟んでいくという…
なんともマニアックな、なんともノスタルジックな、今こんなこと書いていても少し涙が出てきそうな、懐かしい思い出です。

今でも、辞書に挟んでわからなくなっていた切手たちがバラバラ落ちてきたり、祖父の切手コレクションを発見したり、その度にそっと保管ノートにしまうのです(^^)

祖母が亡くなって、祖母との手紙のやりとりがなくなって、最近は手紙よりメールというご時世ということもあり、少し遠のいていましたが、もう一度、本気で収集癖を復活させようかな…。
ちょっとワクワク( ◞〃・ω・〃)◞

好きなことをするべし

「女流職人展・職人の技7人展」が昨日終了いたしました!
長崎の皆様、お越しいただいた皆様、本当にありがとうございました。

ご注文いただいた品は完成次第お送りいたしますので、今しばらくお待ちください!

またしばらくイベント出店がありませんが、オンラインや直接メッセージ等でお問い合わせいただくと幸いです。

未だ感染対策は大事だと思いますが、そのせいで気持ちが落ち込んでしまうのはいかんですよね。
気分転換したい、そんな時は好きなことをするのが一番。
普段なかなか出来ないことに思い切って1日費やすのが一番。

私は…1日バイクで走ってどこかで缶コーヒーでも飲んで帰ってこようと思います(^^)
マイカベチョロと共に。