昭和37年

現在、金や銀の地金高騰が収まらず、増減はあるものの基本的に右肩上がりです。

そんな中祖父祖母の家の片付けをしていたら、古い新聞を見つけまして。

昭和37年1月22日の西日本新聞、博多大丸の広告
K18チェーン 2,000円より
さんごカフス釦 650円より

さんごカフス650円もびっくりしましたが、K18チェーン2,000円て!

昭和37年は西暦1962年。
今から60年前です。
ちょこっと調べてみると、昭和37年はキューバ危機とか、三宅島雄山噴火とか、おそ松くんの連載開始とか、リポビタンDの販売開始とか、キューピー3分クッキングが放送開始とか。
何気なく調べただけですが、歴史的なことてんこ盛りでした!

で、地金相場はというと。

K24の金地金の相場は昭和38年で690円でした。
そして百貨店でのK18チェーンは2,000円から。
もちろん、どれくらいの細さ、長さのチェーン変わりませんが、今でもあるφ0.21の細い40cmチェーンと仮定すると、付目はだいたい0.8gくらいなので…

と、いろいろ考えてしまいました(^^)
私の悪い癖(右京さん風に)

しかし60年前と今の貨幣価値と言いますか、物価が違うわけです。

日銀サイトによると、昭和40年と令和3年の消費者物価指数は4.2倍。
つまり、当時2,000円だったものは現在で言うと8,400円、690円だったものは2,898円ということです。

だとしても。
K24が2,898円。
当時まだ消費税はなかった。
そして今現在、K24は税抜8,000円くらいです。
経済ってやつですね!
金も銀もそこにただあるだけなのに、化学的物質なだけなのに、勝手に人間が価値決めて勝手に一喜一憂するのが経済ってやつなんだな!

まぁ調べたところで何がどうなると言うわけではありませんが、ちょっと面白いなと思った次第です。