とある彫金屋の日常-展示会編-6-

今年は何度となく大阪に赴いておりますが、梅田は1年ぶりです。

そして今年も、ダンジョンにて迷う。

来る度来る度様子が違うんだもの!
必ずどっかで工事してて、なんか景色が変わってるんだもの!

変わってなくても、ここは毎日通ってないと覚えられん。
帰りと行きでお店が開いていたり閉まっていたりするとまた違うんだもの。

とある彫金屋の日常-16-

癖なのです。
しかし、もしかしたら私だけの癖ではないかもしれないのです。

ヤスリ、糸ノコ、時々真鍮ブラシ。

すり板をカンカンしてます。
多分、作業中の、工具を変える時、研磨中のパーツを持ち帰る時、ちゃんと磨けているかルーペに持ち替えて確認する時、とにかくそこで今の手の動きが一旦止まる時に、カンっ!とします。

上方落語でいう場面が変わる時にカン!ってするあれみたいなもんでしょうか。

まぁ、削り粉をすり板から落とすための行動なのですが、そんな粉やゴミがない時でもしてしまうのが、もう癖化している証拠でしょうか。

作業がのっていて集中している時、リューターのハンドピースでもそれをしてしまいそうになる時があります。
そういう時に限って、普通のスチールバーの4倍くらい高い超硬バーを装着している時だったりして、めっちゃ寸前で思いとどまります。
もうそれでカン!とかしちゃったら、私のお気に入りのBusch超硬カッターNo.23SR0.8mの先端が簡単に飛びます。

恐ろしい…。
そして寸前で止まれる私のケチさも恐ろしい…。

とある彫金屋の日常-展示会編-5-

長崎。

随分前にオランダ村というところがありまして。
小さい頃、家族でよく遊びに行っていました。
帆船を見るのが好きだったような気がします。
あと写真もたくさん。

派手なアトラクションがあるわけではなく、めちゃくちゃ騒がしいわけでもなく、落ち着いた、なんとなく時間がゆっくり流れるような、そんな印象のある場所でした。
なんだか好きだったんだけどなぁ。

最近は、やたらスリル満載の乗り物だらけな遊園地とか、無駄にアクティビティだらけの時間がいくらあっても足りないリゾートとか、夜になっても眠れないくらい煌々と光り続けるテーマパークとか。
そういうのじゃなくて、なんかこう大人が落ち着いてゆっくりできるような。
でもちょっと違う雰囲気にも程良くワクワクできるような。
そんな場所があるといいんですが。
ないだろうなぁ、需要ないよなぁ。

とある彫金屋の日常-15-

遠方イベントへ出店をしに行く際の第一関門。

それは荷物選び。

商品はもちろん、卓上のディスプレイ用品、ポップ等の販促品、ジュエリーケースなどの梱包用品、お会計時の電卓やその他事務用品、作業工具や計測器具、受注の書類やデザイン帳、時には大型什器やテントなども。

忘れ物がなく、必要なものが欠けることもなく、かといって不必要なもので荷物が増えることもなく、公共機関での移動時は身軽で疲れない、搬入時の荷解きでも混乱せず、搬出後の再梱包もわかりやすい。
そんなすべての条件を満たす荷物選びとその発送または運搬。

展示会前は頭の半分くらいをそのことで占めます。
シミュレーションをしていると寝れなくなるくらいです。

なので、搬入してディスプレイが終わると、そのイベントの仕事の半分くらいが終わった気分になります(-_-;)

とある彫金屋の日常-展示会編-4-

先週土日はデザインフェスタに出店しておりました(^^)

4つの会場で数千ブースあるイベントの中、1.8×1.8mで区切られた小さなブースに偶然お立ち寄りいただける、並べている商品をご購入いただける、そんな奇跡が何度も起こりました。

本当にありがとうございました!

次回は11月ですが、また出店申し込みをしたいと思っております(^^)

とある彫金屋の日常-14-

私がバイクに乗り始めたのは、兄が乗っていたからです。
兄のすることはなんでも真似したいという妹でした。
兄からしたらめちゃくちゃうざい妹だったかもしれませんが、自分の中のサブカル文化も嗜好品も、ほとんど兄や父から。

バイクの免許を取りたいと行った時、父は反対しましたが(父の学友にバイクで亡くなった方がいたので)「お兄ちゃんも乗ってるしな、乗りたいよね」と半分諦めた感じで言われたのを覚えています(-_-)

そんなこんなで、結構バイク歴の長い自分ですが、乗ったことのあるバイクの種類は全く多くないです。
あれ乗ってみたい、これ乗ってみたいという願望はありますが。
大小事故もありません。
砂利地に停車しようとしてゆっくり立ちゴケしたくらい(^o^;)

時々友人や知人のバイクに跨らせてもらって少し走ったりしますが、慣れてないし人のバイクなので怖くて仕方がない。
というかそもそも自分のバイクに乗っている時ですら、公道では何が起こっても不思議ではないと思っています。

自分原因、人原因、天候原因、色々ありますが、常に危険と隣り合わせと思っています。

バイク以外でもそうです。
普段車ばかりで電車やバスにはほとんど乗りませんが、乗り物全般、いや、徒歩の時ですら!

家族や友人が出かける時は常に「気をつけてね」と言います。
口癖とかパブロフの犬とかではなく、「(何が起こるかわからないから本当に)気をつけてね」と。

お守りって、それを持つことで事故らないとかではなく、それを見たり気にかけることで「あ、安全運転しなきゃ、事故には気をつけなきゃ」と再認識するためのものだと思います。

ガーディアンベル、自分も随分前にバイク仲間からプレゼントしてもらい、今も元気にフレームで揺れています。
もらった時はとても嬉しかったです!

自分もそういうものが作りたかったのです。
心が痛くなるような事故が一つでも減りますように。
悲しむ人が一人でも減りますように。
贈って喜んでくれる人が一人でも増えますように。

とある彫金屋の日常-13-

電話に出ない、メールの返信が遅い、そもそもどんな連絡方法をとっていいのかわからない。
そんな当店をお許しください。

怪しいものではありません。
ちゃんと真っ当な仕事をしております。
誠実であることがモットーです!

どこのジュエリー会社にも属したことがない、どこぞの有名ブランドから独立したわけではない、根っからの野良職人(まだまだ職人と言っていいほどのはないですが)ではありますが、信用足り得るよう頑張ります!

とある彫金屋の日常-展示会編-3-

トンボ帰り、弾丸旅、とまでは言わないが、気分的にはそれに近しいものがある。

県外に出る時はほとんどイベント出店や仕入れなどの仕事の時。
関西や関東や九州も南の方や、行く方面は結構決まっていますが割と短いスパンで家を留守にします。
その度に、帰りがけ〇〇寄ってみようかな?せっかくだから〇〇見に行こうかな?と考えるのですが、九分九厘実現させずにそそくさ帰ります。
早く帰りたい、と。

ケチなのか?
気持ちの余裕がないのか?
遊び心がないのか?

理由は一つではないのかもしれないが、今は開き直ってもう、行く前のそうやって妄想することを楽しんでいる節すらある。

そんなこの頃。

とある彫金屋の日常-12-

あ!面白いデザイン思いついた!
でも今メモとかないな…運転中だし手も離せないし。
よし、車降りたらメモしよう。

忘れる。

あ!こんなデザインいいんじゃないかな?
でももう眠いな…いい感じでお布団の中もあったまってるし。
よし、朝起きたら思い出してメモしよう。

忘れる。

あ!この作り方であのデザインいけるんじゃない!?
枕元のスマホにメモしておこう!私って準備いいなぁ!
これで明日見たら思い出せるぞ〜。

見てもわからない。

とある彫金屋の日常-11-

すんなりいくやつはいく。
いかないやつはとことんいかない。

ミスをする→やり直す→ミスをする→ちょっとイラッとする→やり直す→ミスをする→またイラっとする→やり直す→ちょっと雑になる→ちょっと嫌なミスをする→だいぶイラッとする→かなり雑になる→取り返しのつかないことになる

この悪循環を断ち切るためには、まず、精神を落ち着けることが大事である。

イラッとする前に、

あ、これはなんか嫌な流れになるパターンのやつじゃない?
なんか落ち着いた方が良くない?
冷静に見極めるんだ。
これはこれでいいのか?
もう少し上手いやり方があるんじゃないのか?
もっとリスク回避を考えるんだ。
もしかしたらここをこうしないと、こういうミスも起こりうるんではないのか?

と、ゆっくり考えるのです。

この間大体2〜3秒くらいです。
それくらいの思考でも、悪循環は断ち切れるのです。

そんな彫金の作業、それがロウ付。