万華鏡のシリーズにも、形違いを加えました。
ふと突然、丸めてみようと思って、叩いて、合わせてみたら、石もちゃんと入ったので、よしこれも今後作っていこう、と唐突に加えました。
こんな感じで増えていきます。
発想下調べ構想デザイン出し推敲プレゼン試作…すっ飛ばし。
ワンマンならではです!
球の真ん中を無くしたような合わせ曲面。
今用意している色石たちもちゃんと入るし、なかなか可愛いと思うのですが、真円じゃないのがたまにキ…いや、味です!( ˊ̱˂˃ˋ̱ )
タグ: 鉱物
販売ルース追加中
宝石ルース、頑張って追加中です!
展示用ケースも一新してより多くディスプレイできるようになったおかげで年々増えているルースですが…その追加スピードはとても遅いです。
ルースはひとつひとつ手前で簡易鑑別を行ってから販売しております。
そのため、随分前に仕入れていたルースをやっとこさ引っ張り出して展示しているということも少なくありません…
なにせ並ぶまでの過程が多すぎて。
しかし、せっかく見ていただけるならたくさんの中から選んでいただきたいので、今回も頑張って追加していきます!
ご興味ございましたら、8月3日からの博多阪急「HAKATA Creative Week 2022 by ユトリエ」または8月10日からの西宮阪急「手しごと作家展」にいらしてください!
7月、ルビー
Blind Twinning in Ruby
7月になってしまいました!
誕生石、ルビーです。
ルビーを含むコランダムにはしばしば見られるのが、ブラインド状の双晶です。
双晶とは。
簡単にいうと、ある結晶形があるところを境に鏡に映したように逆向きに成長している様をいいます。
そしてブラインド双晶とは。
それが繰り返され、まるでブラインドの縞目のように見える結晶構造のことです。
大型バイクの免許を取るときに検定試験内容に波状路というのがあるんですが、あれに似てます。
双晶はコランダム以外だとクォーツなどにもよく見られます。
ある一定の規則に従って育つ鉱物ですが、こういうイレギュラーな折れ目が見た目の複雑さを醸し出させます。
といっても、そのイレギュラーも実は鉱物学上はちゃんと理由のあることなんですが。
考えれば考えるほど面白い。
キャッツ・アイとスター
石には、ライトを当てると特別な光り方をするものがあります。
当てなくても、陽の光だけで確認できるスペックの高いものもありますが、ライトを当てるとより顕著になるので是非当てていただきたい。
キャッツ・アイ効果とスター効果、これ二つが有名ですよね!
正確には、前者をシャトヤンシー、後者をアステリズムと言います。
この石だけにしか見られない!という特別なものではないのですが、比較的見られやすい、あるいは稀に見られる、あんまり見られないなどの程度はあります。
両者とも、ある鉱物学的、科学的な条件が整えば見られるからです。
というか、石に限らず、実は誰しもが持っているもので実現するものなのです。
仕組みは簡単。
髪の毛。
よく天使の輪、なんて言ったりすると思います。
あれは特にブラッシングしたストレートの髪の方が頭部の上の方で、髪の繊維方向に直角に、光の筋がぐるっと1周する、それを天使の輪とか言いますよね。
あれです。
髪の毛にも研磨された石にも光沢、艶があります。
一部の宝石種には、内部に髪の毛のような長くて細いたくさんの繊維状、針状、極細の管状の内包物を含んでおり、それらに一様に光が当たると、その方向に90°の角度で光沢が出ます。
それがキャッツ・アイ、猫の目のように細い光の筋に見える。
ではスターはどうか。
同じことです。
キャッツ・アイは一方方向に並んだ繊維でしたが、スターの場合は、*のように3方向に交差しながら、しかしやはりたくさんの長い針状インクルージョンが並んでいるところに光が当たると、*のそれぞれの方向の90°の角度で光沢する。
それが、スターです。
じゃあそのインクルージョンの正体は何かというと、結晶だったり液体だったり気体を含んだ管だったりと様々です。
鉱物学という、科学です。
オパール原石
ミニ鉱物も販売しています(^^)
一部のマニアな大人様らや好奇心旺盛なお子様らに人気です。
整理しきれていない在庫石の中にオパールがありました。
詳細メモってなかったせいで、産地を忘れました…。
こういうことがしばしばあります。
とにもかくにも、
よくよく見ていたらなんだか水の中みたいだなぁって思ったので、写真を撮りました。
一見なんてことないものに見えても、じっくり見てみたら面白い発見があるのが鉱物です(^^)