とある彫金屋の日常-14-

私がバイクに乗り始めたのは、兄が乗っていたからです。
兄のすることはなんでも真似したいという妹でした。
兄からしたらめちゃくちゃうざい妹だったかもしれませんが、自分の中のサブカル文化も嗜好品も、ほとんど兄や父から。

バイクの免許を取りたいと行った時、父は反対しましたが(父の学友にバイクで亡くなった方がいたので)「お兄ちゃんも乗ってるしな、乗りたいよね」と半分諦めた感じで言われたのを覚えています(-_-)

そんなこんなで、結構バイク歴の長い自分ですが、乗ったことのあるバイクの種類は全く多くないです。
あれ乗ってみたい、これ乗ってみたいという願望はありますが。
大小事故もありません。
砂利地に停車しようとしてゆっくり立ちゴケしたくらい(^o^;)

時々友人や知人のバイクに跨らせてもらって少し走ったりしますが、慣れてないし人のバイクなので怖くて仕方がない。
というかそもそも自分のバイクに乗っている時ですら、公道では何が起こっても不思議ではないと思っています。

自分原因、人原因、天候原因、色々ありますが、常に危険と隣り合わせと思っています。

バイク以外でもそうです。
普段車ばかりで電車やバスにはほとんど乗りませんが、乗り物全般、いや、徒歩の時ですら!

家族や友人が出かける時は常に「気をつけてね」と言います。
口癖とかパブロフの犬とかではなく、「(何が起こるかわからないから本当に)気をつけてね」と。

お守りって、それを持つことで事故らないとかではなく、それを見たり気にかけることで「あ、安全運転しなきゃ、事故には気をつけなきゃ」と再認識するためのものだと思います。

ガーディアンベル、自分も随分前にバイク仲間からプレゼントしてもらい、今も元気にフレームで揺れています。
もらった時はとても嬉しかったです!

自分もそういうものが作りたかったのです。
心が痛くなるような事故が一つでも減りますように。
悲しむ人が一人でも減りますように。
贈って喜んでくれる人が一人でも増えますように。

ネックレス修理

昨年も似た修理をしましたが、今回は少し小さめを。

留め具って時々壊れちゃうんですよね。
特にメンズアクセサリーのような重さのあるものは留め具部分でその重さを支えているので、負担がきちゃうんですね。

今回はバネは生きていたんですが、留め具の先が行きすぎてしまうという現象でした。

要因は様々ありましたが、一つはカシメが緩んでいたこと。
もう一つは内部のバネがずれていたこと。
あと一つは留め具の片側が外向きに歪んでいたことです。

元々ついていたカシメは、少し木槌で叩くと簡単に取れてしまいました。
どのように固定されていたのか…というくらい緩んで(?)いました。
US物なので詳細分かりません。
普通だったら一体のはずなんだけどな…まぁいいや。

10年前に購入してからずっと愛用されていたようなので、いろんな箇所のエッジが摩耗して丸みを帯び、それでバネがずれたのかもしれません。
最初に言っておきますが、これは劣化ではないです。
長年愛用していたが故の形状変化です!

シャツのボタンも次第に糸が緩んでしまうように、組み立てられたパーツもいつまでも工場出荷前の状態ではないです。
直してあげればいいのです。

そんなこんなで、修理いたしました。
喜んでいただけるといいのだけど(^^)