販売ルース追加中

宝石ルース、頑張って追加中です!

展示用ケースも一新してより多くディスプレイできるようになったおかげで年々増えているルースですが…その追加スピードはとても遅いです。

ルースはひとつひとつ手前で簡易鑑別を行ってから販売しております。
そのため、随分前に仕入れていたルースをやっとこさ引っ張り出して展示しているということも少なくありません…
なにせ並ぶまでの過程が多すぎて。

しかし、せっかく見ていただけるならたくさんの中から選んでいただきたいので、今回も頑張って追加していきます!

ご興味ございましたら、8月3日からの博多阪急「HAKATA Creative Week 2022 by ユトリエ」または8月10日からの西宮阪急「手しごと作家展」にいらしてください!

正体不明

クォーツはいろんな鉱物インクルージョンが見られるので、めちゃくちゃ面白いです。

2.3年前にツーソンで手に入れたコレも、中身の正体はわかりませんが何かしらの鉱物です。

成分分析できたら一発かもしれませんが、褐色の小さな板状?が重なって龍の塒のように伸びていて…何やらわかりませんが、見ていてとても面白いです。

顕微鏡で見て写真を撮りたいんですが、どうしてもピントが合わず。
もう一台の方ならもしかしたらより鮮明に見えるかも。
オーバーホール出さなくては( ´•ω•` )

もうそろそろ8月です。
昨年末作ったGemstone カレンダー2022ですが、もう少しだけ余ったので現在無料配布してます(^^)

もしご興味ございましたら、お問い合わせください(^^)

モルガナイト

Morganite SV925 ring

モルガナイト、ピンク色のベリルの宝石名です。

ベリルの宝石名は結構多いです。
淡青色はアクアマリン、緑色はエメラルド、無色はゴシェナイト、黄色はヘリオドール。

変色名とも言いますが、それに当てはまらないものは、単に色の名前でレッド・ベリルとか言ったりします。

ピンク色、モルガナイト、雫型のペアシェイプ…というよりマロンに近いくらいのぷっくりなカット。
それを指輪で。

かわいいが大渋滞(^^)

7月、ルビー

Blind Twinning in Ruby

7月になってしまいました!
誕生石、ルビーです。

ルビーを含むコランダムにはしばしば見られるのが、ブラインド状の双晶です。

双晶とは。
簡単にいうと、ある結晶形があるところを境に鏡に映したように逆向きに成長している様をいいます。

そしてブラインド双晶とは。
それが繰り返され、まるでブラインドの縞目のように見える結晶構造のことです。

大型バイクの免許を取るときに検定試験内容に波状路というのがあるんですが、あれに似てます。

双晶はコランダム以外だとクォーツなどにもよく見られます。
ある一定の規則に従って育つ鉱物ですが、こういうイレギュラーな折れ目が見た目の複雑さを醸し出させます。
といっても、そのイレギュラーも実は鉱物学上はちゃんと理由のあることなんですが。

考えれば考えるほど面白い。

モス・アゲート

宝石・鉱物の内部のインクルージョン。

顕微鏡やルーペで観ていると、それはそれは見事で。
科学の理の塊のような。
まさに小宇宙ような気がしてきます。

モス・アゲートです。

基本的に、クォーツ、特に無色透明のクォーツをロック・クリスタル(水晶)と言ったりしますが、特にクォーツの内部で観られる内包物はバリエーション豊かです。

このモス・アゲートもその一つです。

アゲートというと瑪瑙ですが、ロック・クリスタルがクォーツ単結晶に分類されるなら、瑪瑙はクォーツ多結晶です。
成分的には同じクォーツですが、結晶構造が少し異なるため鉱物学的反応も少し変わってきます。
なので、これも実はモス・アゲートというより、緑色鉱物を含んだロック・クリスタルというべきですが、モス・アゲートは一般にモス(苔)のように見える緑色の鉱物を含んだものを大雑把にそういうので、これもモス・アゲートにしています。

もっと広い意味で言うと、ガーデン・クォーツとも言えます。
これもあんまりしっかりとした決まりがなくて、クォーツ内部で正体のわからない(あるいはわかっていても)何かしらの鉱物を含むクォーツで、特になんとなく庭のような、植物のような雰囲気のものを言います。

わかりづらいですね…

宝石名は人によってどこに位置づけるか、なんて呼ぶかが変わる可能性のがあるので、曖昧です。

ただし、ルビーやパパラチアのように、同じサファイア(コランダム)であっても鑑別書やソーティングなどで、色により厳密に明確にされる宝石名もあるので注意が必要です。

とまぁ何が言いたいかと言うと…
インクルージョンで見てて飽きないよねってことです!

修理して使おう

彫金や宝石鑑別に限らず、専門的な工具や道具というのは、数十年前に生産販売されていて良品なのに現在では生産終了&在庫なしということが結構あります。

グレードアップして製造販売されているものもありますが、その場合めちゃくちゃ高額で自分などの弱小事業者には手が届きません。

しかし、欲しい。
あったらすごく助かるし、役立つし、活用するし!

そんな時は中古品・ジャンク品を探したりします。
もちろんなかなか良い出物はないのですが、辛抱強く待っていると、これなら買えそう!とか、ジャンクで要修理でもこれなら修理できそう!という品物に巡り会えたりもします。

今回ゲットしたのはハロゲンのファイバー光。
宝石鑑別に使います。
ペンライトでは光量不足でなかなか正確に観察できないものでも、ファイバー光の強光量の前では赤子にも等しい…というくらい楽々観察できちゃいます。

今回はファンのベアリング交換だけで行けました。
ベアリングも安めのやつを購入したので、500円くらいで修理できました。

ジャンク修理して普通に使えるようになると、新品購入した時とはまた別の幸せ気分になります…(^^)

キャッツ・アイとスター

石には、ライトを当てると特別な光り方をするものがあります。
当てなくても、陽の光だけで確認できるスペックの高いものもありますが、ライトを当てるとより顕著になるので是非当てていただきたい。

キャッツ・アイ効果とスター効果、これ二つが有名ですよね!

正確には、前者をシャトヤンシー、後者をアステリズムと言います。

この石だけにしか見られない!という特別なものではないのですが、比較的見られやすい、あるいは稀に見られる、あんまり見られないなどの程度はあります。

両者とも、ある鉱物学的、科学的な条件が整えば見られるからです。
というか、石に限らず、実は誰しもが持っているもので実現するものなのです。

仕組みは簡単。

髪の毛。
よく天使の輪、なんて言ったりすると思います。
あれは特にブラッシングしたストレートの髪の方が頭部の上の方で、髪の繊維方向に直角に、光の筋がぐるっと1周する、それを天使の輪とか言いますよね。

あれです。

髪の毛にも研磨された石にも光沢、艶があります。
一部の宝石種には、内部に髪の毛のような長くて細いたくさんの繊維状、針状、極細の管状の内包物を含んでおり、それらに一様に光が当たると、その方向に90°の角度で光沢が出ます。

それがキャッツ・アイ、猫の目のように細い光の筋に見える。

ではスターはどうか。

同じことです。

キャッツ・アイは一方方向に並んだ繊維でしたが、スターの場合は、*のように3方向に交差しながら、しかしやはりたくさんの長い針状インクルージョンが並んでいるところに光が当たると、*のそれぞれの方向の90°の角度で光沢する。
それが、スターです。

じゃあそのインクルージョンの正体は何かというと、結晶だったり液体だったり気体を含んだ管だったりと様々です。

鉱物学という、科学です。

6月、ムーンストーン

Stress Crack in Moonstone

6月ですね!
早い。

もう今年が半分過ぎようとしています。
この間お正月だった気がする。
というセリフを、もしくは似たようなセリフを、毎年何度も何かしら呟いている。

ムーンストーンという名前、素敵ですよね。
鉱物名としてはフェルスパーという石になります。

白色や橙色、ピンク色、灰色など、割とカラーも多いです。
共通して言えるのは、ぽや〜っとした柔らかい光り方をすること。
白色〜青白色の、しばしばキャッツ・アイのように筋になった光が見られます。

兄弟石に、ラブラドライトやアンデシン、アマゾナイトなどがありますが、名前と対になるものは「サンストーン」でしょうか。
橙色や赤色のレピドクロサイトや銅の小さな板状破片がたくさん内包されており、キラキラと眩しい石です。

月と日。
白い輝きのムーンストーンと赤く光るサンストーン。

誰が名付けたか知りませんが、きっとロマンチストな人に間違いない。

オパール原石

ミニ鉱物も販売しています(^^)
一部のマニアな大人様らや好奇心旺盛なお子様らに人気です。

整理しきれていない在庫石の中にオパールがありました。

詳細メモってなかったせいで、産地を忘れました…。
こういうことがしばしばあります。

とにもかくにも、
よくよく見ていたらなんだか水の中みたいだなぁって思ったので、写真を撮りました。

一見なんてことないものに見えても、じっくり見てみたら面白い発見があるのが鉱物です(^^)