とある彫金屋の日常-22-

生物と生物でないものを相手にしているという点が、かなり大きな違いだと思います。

あの鋭いスパチュラとか高回転で回るリューターの先端とかを、人間の口の中に入れるんだもの。
手が滑ったらとか、対象の人間が突然動いたらとか、いきなりくしゃみやしゃっくりが襲ってきたらとか、色々考え出したらキリがないくらい緊張しそうだなと、自分に置き換えた時にそう考えてしまいます。

お医者さんは全科そうだとは思いますが。

しかし本当、工具見るのは楽しいです。

最近驚いたのは、ペンみたいなカメラで歯の裏側撮って、そのまま目の前のディスプレイでその画像を見せてもらったこと。

え…何それ、すごい欲しい…と。

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