ぷち福神

ぷち福神シリーズ。

身長1.5cmの神様たち、これでも縁起物(のつもり)です!

現在、根付、キーチェーン、置物(セットまたは単体)をお作りしています。
今後ネックレスなども考えようと思いますが、身長1.5cmとはいえ少々重さがあるためちょっと考えあぐねています。

実はこのオリジナルはもう15年くらい前に作っていて、プロトタイプは銀屏風込みの置物でしたが、次に作ったのは吊り下げ型のインテリアでした。

どんどん仕様を変えて長年作っていますが、形そのものはほとんど変わっていません。
展示会などでは目に留めていただいた皆様からは可愛いというお言葉をいただくので、もうこれはこのままずっと作り続けようかなと思っています。

しかし如何せん、この神様ら銀の無垢なので、まぁわりと重みがありまして。
今地金が高騰し続けていますので、なんとも悩ましいところではあります。
どちらにしても中空にすることは考えていませんけど!

気になっていただけたら、ショップをご覧いただけたらと思います(^^)

https://akj.thebase.in/categories/3384146

ぷち福神について

銀と金の地金価格の高騰が、ここ数年でも信じられないくらいに上がっておりまして、毎日恐れ慄いております…。
特にシルバーは過去見たことない価格になっております。

ゴールド製商品は今年1月から価格改定させていただきましたが、シルバー製の商品の価格はあげないつもりでいました。

がしかし、このままだと、価格をなるだけ抑えて頑張って作っていた一部商品に関しては、あげないと作るだけ赤字…?という状況が生まれそうです。

その最たる商品が、実はぷち福神シリーズです(>_<)

根付やキーホルダーという雑貨類ということもあり、他に比べてちょっとばかし頑張っておりました。
正直まずいです!隠せなくてすみません!

なるだけ頑張りますが、もしかしたら地金価格の状況次第では価格を見直すかもしれません。

とりあえず、価格見直しの前の対策として少しパッケージを変えました。
パッケージ代が安くなって経費削減♪ということでは全くなく、こちらの販売・保管のしやすさ対策のための変更です(^^)

ひとまず当面は、他にも、価格見直し以外に思いつく企業努力(?)を試しながら、地金価格の動向を見守りたいと思います!

えびすさま

ぷち福神シリーズ、恵比寿さま。

七福神の中で唯一、日本由来の神様だそうです。

7人勢揃いの置物バージョンと、キーチェーンまたは根付バージョン、お財布に入れるお守りバージョンがあります。
画像はキーチェーンバージョン。

この七福神、オリジナルはもう15年ほど前に作ったものです。
なぜ作ったかはもう覚えてませんが、同じ頃柳川のさげもんを銀で作りまして、その延長でいろんな和物を作ってみようと考えて作ったんだと思います。

そのさげもんも随分前に購入していただいて、以前洗浄メンテナンスをしましたが、どうやら元気にしている模様(^^)
嬉しいことです。

雛人形や節句の兜なども作ってみたいなぁと思っていますが、思っているだけで何年も実現していません。
さげもんもまた作りたい。

銀はどうしても経年で変色していきます。
洗剤で洗っていただくとわりかし綺麗になるのですが、他のぬれちゃいけないパーツや素材が一緒にくっついている場合は洗うのは容易ではありません。
その時はほんの少し洗剤を含ませた濡れフキンで拭いていただくだけでもだいぶ違います。

週末は大阪に出店しにいきます!
お近くにみなさま、どうぞ遊びにいらしてください!

ぷち福神

ぷち福神たちは磨き方でコントラストをつけています。

帽子と各持ち物が艶あり、体や顔が艶消し。

手順としては、全体をみんな最後まで磨いて艶を出した後、液状のマスキング液(メッキマスク液)で帽子と持ち物をコーティング。
乾かした後、サンドブラストで体と顔をマット加工。
最後にマスキングを剥がすと…

という感じです(^^)

マット加工って好きなんですけど、硫化して黒変してくると途中経過の黄色っぽい色が真っ先に目立ってしまいます。
変色防止剤など塗るのも手ですが、あんまり好きじゃないんですよね…。

銀は変色するもの!
変色したらメンテナンスしたらよい!
それに、陰影がついて深みが出て、いい感じになるのも変色のおかげ!

そう思っていただけると嬉しいです(^^)

ぷち福神根付

色鮮やかな細い組紐とぷち福神で根付を。
これから夏なので、浴衣着るときとかに帯から少し下がってるとかわいいような気がします(^^)

どんたくも今年は行われていましたし、夏のいろいろな催しも無事開催されるといいですよね。

今月5月は11〜17日は博多阪急(不在廊)で、14.15日は石橋文化センター、24〜30日は小倉井筒屋で出店します!

仕上げ方の違い

ぷち福神たちは、持っている道具と帽子だけ艶ありで、身体部分は艶消し仕上げをしています。
これがまた微妙に大変で。

直線や平面上で分かれているならいいけれど、立体で、しかも形が不揃い。
マスキングがとてもしづらいのです。

なのでメッキの時に使うマスキング液(液といってもとろみのあるジェル状)を艶あり部分に塗って、乾燥させ、その後サンドブラストで艶消し加工をします。

誰が考えたんだろうな。
ほんと道具ってすごいですね。

サンドブラストも、硬い粒を当てて梨地にするって、誰が考えたんやろう。
いや、もう誰かが、あるいは各地で誰かたちが、こうすりゃいいやんみたいな感じで、あるいはそんなこうすりゃいいやんみたいなことも考えることもなく、何気なく始まったことなんだろうか。
それがだんだん浸透して、形や素材や用途を変えて、あらゆる技術者がそういう仕上げしたい時、それによって何かしらの過程を経りたい時には当たり前のように用いて、そしてまた便利さと質の良さを求めて進化をして…

道具ってすごい。
技術の伝達ってすごい。

自分も時々、なんでこんなのが作れるんですか!?なんて感心いただくこともありますが、私はそれを作り方、作るための道具、技術を知っているから作れるのです。
身に付けただけです。
それだけです。
なんもすごくないです。

すごいのは、最初に思い立った人、今あるものを進化できる人。
私もそういう人になりたい。

ぷち福神のおうち

切削機は随分前から持っていたのですが、昨年初めにCNCに買い替えまして。
そしてバタバタと言う擬音を理由に約1年放置!!(っ’-‘)╮ =͟͟͞͞💣💥ブォン

そしてやっと最近、使いこなすためPCに向かう時間を増やしたという…なんともまぁ情けないお話です。

で、来月また佐賀玉屋で出させていただくので、それに向けて「ぷち福神」たちの土台を切削してます(^^)

といいますか、某製作所さんに作っていただいてたんですが、被せるアクリルケースの蓋が土台の溝に入らなかったんですね(A;´・ω・)アセアセ
ズレてるとかじゃなく、溝の幅がアクリルの厚みとぴったりすぎて!
なのでその溝を少し広くしたいんですが、初め彫刻刀とかトリマーとかでなんとかならんかな?と考えてたんですが…そんな簡単な話じゃなく。
シンプルで単純な見た目に反して結構難しい作業でして。

そこでCNCの出番です。
設計と対象の位置とエンドミルさえ間違わなければ何とかなるはず!!と。

なんとかなりました(^^)
よかった。
この仕様であと4台は作れます。

身長1.5センチの7人の神様の置物「ぷち福神」
ご興味いただけましたら是非( ´ ▽ ` )

https://akj.thebase.in/items/43139817