モス・アゲート

宝石・鉱物の内部のインクルージョン。

顕微鏡やルーペで観ていると、それはそれは見事で。
科学の理の塊のような。
まさに小宇宙ような気がしてきます。

モス・アゲートです。

基本的に、クォーツ、特に無色透明のクォーツをロック・クリスタル(水晶)と言ったりしますが、特にクォーツの内部で観られる内包物はバリエーション豊かです。

このモス・アゲートもその一つです。

アゲートというと瑪瑙ですが、ロック・クリスタルがクォーツ単結晶に分類されるなら、瑪瑙はクォーツ多結晶です。
成分的には同じクォーツですが、結晶構造が少し異なるため鉱物学的反応も少し変わってきます。
なので、これも実はモス・アゲートというより、緑色鉱物を含んだロック・クリスタルというべきですが、モス・アゲートは一般にモス(苔)のように見える緑色の鉱物を含んだものを大雑把にそういうので、これもモス・アゲートにしています。

もっと広い意味で言うと、ガーデン・クォーツとも言えます。
これもあんまりしっかりとした決まりがなくて、クォーツ内部で正体のわからない(あるいはわかっていても)何かしらの鉱物を含むクォーツで、特になんとなく庭のような、植物のような雰囲気のものを言います。

わかりづらいですね…

宝石名は人によってどこに位置づけるか、なんて呼ぶかが変わる可能性のがあるので、曖昧です。

ただし、ルビーやパパラチアのように、同じサファイア(コランダム)であっても鑑別書やソーティングなどで、色により厳密に明確にされる宝石名もあるので注意が必要です。

とまぁ何が言いたいかと言うと…
インクルージョンで見てて飽きないよねってことです!

デュモルチェライト

Dumortierite in Quartz

インクォーツ系でダントツ人気なのではないでしょうか!

デュモルチェライト。

舌噛みそうな名前ですが、慣れたら小気味良く言えるようになります。

デュモルチェライト!デュモルチェライト!デュモンチェライト!あ。(・∀・)

青い石です。
その鉱物単体で出来ている場合は、まるでラピス・ラズリか、ソーダライトのようにも見えます。
それくらい青いです!

だけど、こうやってクォーツの中に内包されているものの方がよく見かけます。
石英、つまりクォーツと一緒に結晶化してることの方が多いんですね。

なぜ青色なのかなんて難しいことは置いといて(チタン由来)、人気あります。
よってなかなか高価。

少し前まで自然界には青色は存在しないと言われてましたが、今はそれは通説ではないらしい。
そうだとしてもそうじゃなくても、綺麗なのには変わりない。

撮影困難

Quartz with inclusions 5.18ct

YouTubeに宝石クルクル動画をあげるようになって、晴れた日に時間を作って撮り溜めしてるんですが…

うちの前の道、大通りじゃないのに20トントラックとかがバンバン通りまして、しかも信号も少ないし坂道だから飛ばす飛ばす。
特にコンテナ載せてるのとかが通ると、まぁうるさいんですよね、コンテナガタガタガターって。

嫌とかじゃないんですよ?
敢えてそこを選んで住んでるくらいですから。
自分バイクに乗るんですよね。
そのバイクが、音がね、マフラーの音がね。
なのでご近所迷惑にならないように、敢えてうるさい場所を選んでいるわけです。

んで動画を撮りよってですよ。
石をクルクル回しよる間にですよ。

…揺れるんですよね、石が家ごと。
トラックが通ると。

「静かに走れー!!!」と思いました、初めて。

信号に止まってくれる時は良いんですよ。
でも半感応式なんで、スピード落とさずに通ることの方が多いんです。

まぁまさか通りすがりの家の中でこんなことやってるヤツがいるとは思うまい。
なので致し方ないのですけどね!

でもあんまり派手に揺れちゃうと動画として見づらいというか。
さすがに撮り直しやな…と。

仕方ないけどさ…

しかしよう飛ばす。