春の花

突然暖かくなりましたね!

暖かくなってくると、心がざわざわしだします。
走らねば…と。
バイクのことです。
しかし先週レギュレーター不良が見つかり、只今ドック入りしてます…。

そんなちょっぴり淋しい気持ちで少し外に出れば、春の花がたくさん!
とりわけ自分は木蓮が好きなのですが、今は辛夷が満開ですね。
木蓮もちらほら。
今日は綺麗な紫木蓮を見ました。
少し幸せな気持ちになりました(^^)

というわけで、少し前に花のモチーフシリーズに使うパーツをたくさんキャストに出していたので、これらをそろそろ仕上げていこうと思います。
というか早く仕上げないと季節変わる(-_-)

ワックスインジェクター

ジュエリーの作り方には大まかに2パターンあります。

一つは鍛造。
地金の塊から、叩いたり伸ばしたり切ったりくっつけたりして作る方法。

もう一つは鋳造。
ワックスと言われる低温で溶けるロウを成形して石膏型を取り、その石膏型に地金を流し込んで作るという方法。

鋳造も歴史の古い方法ではありませんが、もう一つこの20年くらいで銀粘土という手法もあります。
銀粒子を含んだ粘土状のものを成形して、高温で焼結させるという方法。

ここ近年では、3Dプリンターもありますが、これはほとんどキャスタブルワックスかシリコンなどの素材でプリントした後にそれを鋳造するので、鋳造の仲間かなと。

その鋳造ですが、ゴム型という便利な手法があります。
ご存知の方も多いかも。
すでに作り上げたものからゴム型をとりその中にワックスを流し込んで、ワックスを成形する時間を短縮させるというもの。

そのワックスを流し込む機械が、ワックスインジェクターです。
鋳造屋さんでバイトしていた頃、これで何度火傷したか。

機械類は使いこなすのはとても楽しいですよね!
こいつもときどき圧が抜けたり抜けづらかったりと時々「ん?」という時がありますが、便利でコスト削減に役立ってくれてますので、うい奴です(^o^)

果たして間に合うか

お客様のご注文品を製作中に、作ってみたもののちょっとサイズが合わないな…というパーツが出来上がり、なんか作り直すにはちょっと惜しいな、他に何かに使えたらいいな…と保管しておくことがある。

で、展示会前の度に何か新作を作ろうと思い立って、そのパーツを取り出し、ノープランで地金を叩き始める。

そして出来上がったものが、シリーズ化されてない一点ものたちです(°▽°)

一点ものたちは稀にお客様に見染められるまで、石を選んでいただいてお作りするオーダーメイド品などでご提案するデザイン案のサンプルとして展示され続けます。
文字通りワンマンな当店の、物言わぬ影のスタッフ的な存在です。

気まぐれに、スナップ写真を撮られ、オンラインショップに紹介されたりもします。
こんな子おるけどどや?と。

今回もこんなの作ってます。
K18で、ワンポイントはバイカラー・トルマリン。
イメージは、大好きなアールデコ。

さぁ事前に紹介してしまったぞ。
なんかうまくいかんなと思っても、途中で放ることはもう出来んぞ…(A;´・ω・)アセアセ

指紋が…

PCの指紋センサーがウンともスンとも言わなくなりました(- -)

なんでやろうなぁ?便利だったのになーと、一度登録し直そうと思って指紋データ削除。
しかし再登録すらもできなくなり(そりゃそうだ)、このセンサーが壊れたんだ!と落胆しておりましたが、結論から言うと、自分の指紋がいかんことがわかりました。

現在は第二関節のとこらへんを使用してログインしてます(- -)

乾燥してるからかなー?とか、カサカサしてるからかなー?とか、いろんな要因考えましたが、確か以前倉庫の南京錠を指紋で開閉するやつにした時に、10回に1回開くか開かんかくらい反応が悪く、私の指紋が悪いんか?と思ったことがあることを思い出し。

結局、元々反応しづらい上に日々の研磨剤とかですり減っていってるのか?と。
いずれ完全犯罪でもできるのでは?

指紋無くなって、コップとか本とか持てんくなったら嫌やなぁ…

そして多分、私がネイルに興味を持つ時は廃業する時かもしれんが、その時はもう手遅れやと思いました。

だるまピアス

SV925 pierced earring
Panda, Daruma, Baby Emperor Penguin

商品開発にはストーリーが必要でしょうか。
だとしたら、これらにはどんなストーリーがあるだろうか…

…思い浮かばない…。

なんかパンダ作ってて、同じ形縛りでいろんなパターンあったら可愛くない?って思っただけで…

表情は目だけで、口とか鼻とかは無くて、それ以外でなんとかそれっぽく見せれるような超デフォルメデザインを、この12×10mmの卵型の中にうまく入れて、なおかつ切削可能な…

という制作過程面でのストーリーならなんぼでもありますが。

0.8mmnのエンドミル5本折ったとか、0.1mmのVカッター2秒で折ったとか。

可愛いと言ってくださる方もいらっしゃるので、めげずに商品化を頑張ります(^^)

パールネックレスの糸替え

あんまり頻繁ではありませんが、真珠の糸替えも時々します。

時々なんでやり方忘れそうになりますが、自分は基本的に糸を使います。
ワイヤーでと言われたらワイヤーでもしますが。

ワイヤーはワイヤーの、糸は糸の長所短所があるので、好みといったら好みでしょうか。

しかし基本的にすることは一緒です。

真珠は基本的に傷つきやすい宝石です。
なので大きめの真珠の場合は、真珠の間にクッションをかませてあげます。
お互いが擦れ合って真珠層がはげたり傷ついたりするのを防ぐためです。

ワイヤーの場合はゴムでできた小さなオーリングみたいなものを入れるのですが、糸の場合はノット(結び目)を作ってクッション代わりにします。

結び目と言ってもこれが結構気を使うもので、見た目サイズや結び方が均一になっていないとカッコ悪いのです。
そしてこの糸が編んでいる最中かなり絡まりやすく、この冬の時期、ちょっと手が荒れてたりすると糸の繊維が指の先にくっついてくっついて…気がついた時には絡まっているということが起こったりします。

未熟者と言ってください。

そして、大きめの真珠の場合はオールノットと言って、全ての真珠の間を結んでいくので結構時間がかかりますし、ひとつサイズが微妙に違うとすごく目立ってしまって、も〜気になって気になって…
イチからやり直すこともしばしば。

しかしこのノット、すごく便利で、もしも身につけている最中糸が切れたりした時にも、ノットのおかげで真珠が落ちないため紛失も防ぐという…

かなり考えられた手法なのです!
編み出した人はすごいと思う。

定期的に糸替えすることをお勧めします。
というのも、真珠自体重さがあるのでワイヤーも糸も、経年で伸びたり緩んだりしてきます。
真珠の間にも汚れが溜まっていきますしね。

今度ご自身のをチェックしてみてください!(^^)

チェーン

めったにないことですが、こういうのがチェーンが切れる原因にもなるのかな?と思ったような出来事。

購入しておいた新品の細いチェーンの先端が切れかかっている!

プレートの、次の丸カンにつながっている、まさにチェーンの一番端のコマの先っちょです!
ピントが合ってないからわかりづらいかもしれませんが。

おそらく、長尺のチェーンからネックレスを作る際に、切っちゃいけないコマにハサミが当たってしまったのかもしれませんね。
スパッといってたので。

めったにないことなので、見つけた時はびっくりしました。
と同時に、今までお客様に納品してきたチェーンは大丈夫だっただろうか?と心配になりました。

チェーンをつけてお渡しする場合は、もちろん留め具のところも扱うので確認してはいますが、「出かけてから鍵かけたか不安になるあの症候群」に襲われてます。

チェーンが切れるのは珍しいことではないです。
ですが、大抵の場合、この丸カンからチェーンの先が外れているだけのことが多いです。
丸カンの方は隙間が空いているので、力が加わると開いていっちゃうんですね。
しかし稀にチェーンの途中でちぎれちゃうこともあります。
ゴールド製の丈夫なチェーンでも。

今回は新品チェーンでしたが、そういう外れちゃったちぎれちゃったなどの修理もお受けいたしますので、お気軽にお問合せください(^^)
(修理できる場合とできない場合、買い換えた方が良い場合もありますので、ご相談ください!)

時計のチェーン

腕時計のチェーンをレディース用からメンズ用に、と言う加工依頼でした。

レディース用にしても若干ごつ目なチェーン。
そのまま使えそうですが、軸入れる長さが足りないのです。

なので、同じサイズのパイプを作って、長さは18mmで。

その時計のメーカーなんだったっけ…
教えてもらったのですが、忘れてしまいました(A;´・ω・)アセアセ

忘れたくせにこんなこと言うのもなんですが、時計も好きです(^^)

子どもの頃に祖父が持ってた懐中時計が好きで、似たような安いものを買ってもらって宝物してました。
スイスで買った子供用時計も宝物でしたよ。
あと、今最近見かけないですが、指輪の時計とか!

あのカチカチと言う音が好きで、中のムーブメントが規則正しく動く様も大好き。
ムーンフェイスなどのカラクリもワクワクしますよね!

高価な時計は買えませんが、いつか、これだ!っていうのもの手に入れるのが夢です( ´ ▽ ` )

リフォーム

いつも作り始めた後、作り終わった後に、写真を撮り忘れていることに気が付きます…。

くねくねリングの方は、片方の先端ににピンク色の石、もう片方はチェーンの跡、もう一つのピンク色の石はヒートンがついた状態でおそらくチェーンの跡にぶら下がっていたと思われる。
青色石の方はピアス針が付いていて、片方は無くしたらしい。

そんな状態から、ピンク色の石はピアスに、青色の石はリングにして欲しいとのご依頼。
リング腕はそのまま使用しても作り直してもよいとのこと。

…そのような内容だったのですが、金種が不明でした。
銀…だとは思うが、どこにも刻印がないし、当然分析器も持ってないので、不明なまま進めました。

結果的に言えば、おそらく銀なのでしょう!
刻印はもともとなかったのか、すり減ってなくなったのか。
溶接した時の金属の溶け方で、疑いからほぼ確信に変わりました。

自分所有ならどうなってもいいが、お預かり品なので慎重にいかねば。

ピンク色石はK10WGでピアスで。
これも、ヒートンを取り外した時に石の穴付近が大きく欠けているのが分かりました。

これを作った人に物申す。
破損品を使うな!と。

無理やりボンドでくっつけてありました。
ヒートンの傘で欠けた部分を隠すように。
この石はおそらくロードクロサイトでしょう。
脆く、割れやすい石で有名です。

メーカー品なのか手づくり品なのか、はたまた一度修理暦ありなのかわからないが、絶対気がついてたよね?と言うくらいの大規模な欠けをそのまま放置しないで欲しい。

このままだとピアス針がつけれないので、透明な樹脂で球体に復元しました。
パテ埋めみたいな感じ。

リングにする方は、リング腕の形や不要な部分を整えて磨き直した後、元ピアスの青色石パーツを裏から溶接、研磨。

そんなこんなで、またアクセサリーとして使っていただけるようになりました(^^)

目が。

夜になると特に、はっきり見えなくなってくるのです…

よもや……いやしかし(A;´・ω・)アセアセ

ただの疲れ目だと信じこませるのに必死な今日この頃です。

そんなこんなで、ルーペがお役立ちです(^^)
さほど倍率はないですが、でももう少し詳しく見たいんだ…!という時にとても良い。

かゆいところに手が届いて、痛くもなくちょうど気持ちいい感じです。

ありがとう、便利グッズを考え出してくれた人たち…
私は何もお返しはできないけれど、使いまくることで感謝を昇華させるよ。
減価償却甚だしいよ。

そして私は今日も、作業対象のゴミを払うため、ルーペに息を吹きかける( ̄3 ̄)フー